ビットマップ画像とベクター画像の違いは?

グラフィックのデータには大きく分けてビットマップ画像とベクター画像の二つがあります。両者の違い及び特徴を理解してグラフィックデザインを画像データの切り口から学びましょう。

ビットマップ画像

スマホで撮影した写真を拡大したら画質が粗いなと感じた、そんな経験を皆さんも一度はされているのではないでしょうか?スマホで撮影した画像等の画像データはピクセルと呼ばれる四角形の粒の集合体であり、即ち、ビットマップ画像と呼びます。そのため、限りなく拡大していくと、四角形の集まりが実はうっすらとみえてきて角ついてきます。イメージとしては昔のマリオゲームのような何かとシルエットが角ついているイメージです。ゆえに特に印刷する際には粗く角つかないように、解像度を上げる必要があります。解像度とは、ある範囲の間にどれだけこのピクセルが密集しているかを指します。密集していればしているほど細かくなるため画像が滑らかになります。そして、その範囲が1インチ(2.54cm)あたりになります。その単位がppi(pixel per inch)であり、印刷物としてはよく350dpi以上というケースが多いです。350dpiまで解像度を高めておけば無難です。もちろん巨大な印刷物ではその通りではありません。

加えて、色の表現を豊かにする視点では、解像度とは別の視点があります。ビット深度です。ビット深度とは、一ピクセルあたりの色表現の幅(種類)の量を指します。数字が多いほど色表現豊かになります。単位はbitです。例えば8bitだと、2の8乗で256色表現可能というイメージです。

ベクター画像

ベクター画像はadobeでいうイラストレーターやAfter effects等でよく作成するような画像です。座標軸等で数式化したデータであり、根本的に構成がビットマップ画像と異なるため、ビットマップ画像のように拡大しても粗くなることがありません。ベクター画像はベジェ曲線で書かれます。Adobeのイラストレーターを初めて使用する綺麗にシェイプが作れないペンツールありますよね、あれです。尚、ベクター画像をわかりやすい例でいえばピクトグラム等のアイコンやインフォグラフィック等になります。

 

さていかがでしたでしょうか。まずはビットマップ画像とベクター画像の違いを理解した上で、実務上での例えば印刷時の注意等、設定を間違えないように気をつけましょう。

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