今回は、事業会社が海外開拓を効率的に行う方法として、Amazon米国およびUKを活用した海外展開方法をご紹介します。
越境ECを検討している事業者
効率的に低コストで海外展開・テストマーケティング可能
Japan Storeプログラムとは
2021年より始まったJETRO(日本貿易振興機構)とAmazonによるJAPAN STOREプログラムをご存知でしょうか。両社が日本企業の海外展開を支援するために、Amazon US(米国)及びAmazon UK(英国)に出店できる施策・スキームになります。
当初は米国のAmazonのみが販路の対象でしたが、現在はAmazon UK(英国)へのモール出展が可能になります。現在、応募者を募集しており、セミナーも開催予定です。BtoCの企業で越境ECにチャレンジしてみたい企業にとってメリットがあると考えられますのでご紹介させて頂きました。ご興味のある方はぜひご確認ください。
ポイント・注意点
Amazonに限らずE-mallは自力集客が求められる自社ECと比べて相対的に集客力が高いです。この集客力がモール出店の魅力であり、彼らプラットフォームがPRするポイントにもなります。一方で、集客力目当てで多くの出店者が集まるとどうなるかは自明であり、新規出店してもそのモールの中の店舗群の”One of them”として埋もれてしまいます。そのため結局広告等のプロモーションが必要になってくるケースが多分にある点は認識しておきましょう。そのため、販売コストを計算し、採算が取れるかをきちんと把握しておきましょう。
また、アマゾンではFBAを使用しないと実質的に事業として成立させるには厳しい場合もあります。中途半端に検証しても多くは成果があまり期待できないため、会社の戦略上、重要な事業なのであれば、一定のマーケティングコストをかけ「自社商材」にとって適切なチャネルか否かの妥当性を検証しましょう。
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