[dropcap]O[/dropcap]nline決済サービス(カート)はどれを選んだらいいか、越境ECサイトを製作するにあたり、必ず悩む領域です。一番有名なところでは、昔からあるブランド力とシェアの観点からPaypalは大御所として有名ですが、後発としてPaypalを凌駕するともいわれるStripeはご存知でしょうか。私たちもECサイトを運営していますが、自社ECサイトはStripeを利用しています。
なぜStripeに切り替えたのか、それはPaypalの通常サービスではカート画面からPaypalサイトに一度遷移してからユーザーがPaypalサイトで決済を行うため、購入までにワンクッション挟むという分かる人にはわかる大きな問題があるからです。カートに入れたのに、決済するタイミングで、なぜ購入に至らなかった、そんな結果をグーグルアナリティクスでデータ上から把握して頭を悩ましている人多いですよね。
その原因のひとつとしてカートに入れてから決済が終わるまでのユーザーアクションが長いことがあり、それがPaypalの通常サービスではできなかったからです。サービスによってはPaypalユーザーなら画面遷移せずに決済を終わらせることができずサービスもありますが、自社越境ECサイトにアクセスしてきたビジター全員がPaypalユーザーなわけないですよね。
一方でVISAやMASTERカードを持っている割合は普通に考えもPaypalユーザーが多いわけです。そのため、VISAやMASTERカードが使えて画面遷移のない手軽に実装できるサービスがないかと探していたら見つかったのがStripeでした。数年前に日本にも窓口が設置され日本語でのコミュニケーションも取れるようになり実装できない等、技術的な問題も早く解決可能です。
有名どころではどこがStripeを使っているのかを調べてみると、世界でもっとも有名なクラウドファンディングサイトKICKSTARTER、言わずもがなのピンタレスト、ビジネスコミュニケーションツールで有名なslack(私たちも使ってます)、ECサイト製作サービスの雄 shopify、日本だと会計アプリで有名なFreeeさんが使っていることから安心ですね。
さて、決済カートと言えば初期導入コストや決済手数料も気になりますよね。まず、初期費用は無料、月額費用もなし、決済手数料は3.6%と30万円以内のPaypalと同じですね。ここは差がつかないところですね。という意味でも条件はクリアしてますね。
出所:Stripe website
結局のところ、Stripeの決め手はなにかというと、画面遷移せずに決済ができ、これは色々な決済カートを設置したことがある人だとすぐにわかりますが、実装が超簡単という言葉に尽きますね。是非必要時は検討してみて下さい。尚、海外向けサイトであればPaypalも全然ありです。これは、海外のサイトアクセス者からすると、見たことも聞いたこともない日本(彼らから見たら海外)のサイトにクレジットカード情報入れるのは億劫だから買わない、といった選択肢を取ることもあるわけで、その点、海外にユーザーの多いPaypalであれば画面遷移はするけど、いちいちインプットする情報も少なく、クレジットカードの漏洩リスクもPaypalだから安全だと思えば、Paypalの方がよいわけです。その意味では一長一短であり、結局のところどちらにも対応できるように両方入れておくというのがベターという選択肢も当然にあるわけです。
[button color=”orange” size=”medium” link=”https://stripe.com/jp” icon=”” target=”true”]Go to the Website[/button]