おもてなし規格認証の取得方法: IT導入補助金の加点対象

おもてなし認証の取得手順をご紹介します。IT導入補助金の加点対象となる内容であるため、きちんと対応することで採択率を高めるようにしましょう。

おもてなし規格認証とは

経済産業省管轄の施策であり、主にサービス事業者のサービス品質を見える化するための取組になります。顧客、従業員、社会の3軸の視点から満足度を高める取り組みであるとパンフレット上でも記載されています。ちなみに、当該認証には、全部で4段階あり、下から赤、金、紺、紫認証となっており、赤は無料で取得できるため、IT導入補助金では、赤を取得するだけで十分といえます。お金がかかってしまうため、特段の目的がない限りは、有料の金、紺、紫を選択しないように注意しましょう。

尚、パンフレット上で記載されているおもてなし規格認証による主なメリットは以下の通りです。今回はIT導入補助金の視点で考えると2番目のメリットが該当します。

  1. サービス品質の見える化
  2. 公的支援(補助金や融資)が受けやすくなる
  3. 生産性の向上と経営品質の向上
  4. 訪日外国人客のアピール
参考:パンフレット

おもてなし規格認証におけるおもてなしチェック項目

では、実際にどのようなことをするのかですが、おもてなしの視点から自社が対応できている項目をチェックするのですが、趣旨がそもそもサービス業と謳っている通り、記述内容がサービス業視点に偏っています。そのため、製造業等、サービス業よりではない場合には、そのあたりをくみ取って自社の立場にあてはめて回答していきましょう。具体的なチェック項目は以下URLのチェックシートをご参照ください。こちらに記載にあるチェック項目をオンライン上で回答していく流れになります。ここで注意が必要な点が、無料の赤認証取得においては、「既に実施している取組(実施済)」と「これから実施したいと思う取組(実施予定)」の合計が、 サービス業務マネジメント15項目以上、インバウンド対応5項目以上のチェックが必要です。

チェックシート

注意:尚、ここではIT導入補助金を使って生産性を向上させたいツールと現状がマッチする必要があるので、例えば、オンラインのメリットを生かしてECサイト等を導入したい場合に、当該ITツールが決済まわりや在庫・物流まわりを改善させる位置づけであれば、おもてなし認証のチェックシート大項目3番目の業務棚卸&改善の検討・実行におけるm12やm13にはチェックが入っているとつじつまが合わないので注意しましょう。

おもてなし規格認証取得の手順

step1: まずはトップページにアクセスして、中央にある「登録手続きはこちらから」をクリックしましょう。

トップページURL

 

step:2 各事項とポリシーを確認の上、チェックを入れて次に進みます。

 

step3: メールアドレスを入力して次に進みます。

 

step4: 入力したメールに登録手続きの案内が届きます。案内メールのURLをクリックします。

案内メール内容:

 

step5: おもてなし認証規格の手続き画面に遷移します。本登録画面へ進むをクリックします。

step6: 自社の基本情報を入力します。ここでのポイントは、下から3番目の「有償認証希望」を「なし」にしておきましょう。無料で取得することができます。基本的に必須の箇所だけで十分です。

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Step6: チェックシートの項目を入力していきましょう。終わりましたら「確認する」をクリックします。

step7: 確認画面でこれまで入力した内容が表示されますので、問題なければ、「この内容で送信する」をクリックします。

Step8: 完了メールが届くので、登録証のURLをコピペして開きます。

Step9: ダウンロードして保管しておきましょう。また、IT導入補助金の申請で必要になる登録番号をメモしておきましょう。これでおもてなし規格認証の取得は完了です。お疲れ様でした。

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