ホームページのリニューアルのタイミング

ホームページのリニューアルが増えている背景:

国内向け海外向け問わず、昨今あちこちでホームページのリニューアルの話や相談を業界問わず様々な企業から受ける機会が増えておりますニーズが増加しています。そこで今回は、ホームページのリニューアルに関して専門ではないのでよくわからないという経営者、中間管理職、担当者向けに、ホームページのリニューアルが増えている背景、そのタイミングに関してご説明いたします。まず、どのような背景があるのかを確認していきましょう。個別企業さんからの問合せ内容として、例えば以下のような内容が多いです。

  • これまでのホームページは会社案内のような位置づけでしかなかったが、最近はホームページで効率的に集客している企業が増えていると聞く。
  • 特に機械系製造業の場合には、ホームページで価値を伝えられるものではないと思うが、ホームページが集客に使えると聞くようになった。
  • 当社のホームページでは殆ど問合せがない。しかし、売り上げの頭打ち感と相対的な営業コスト増による収益圧迫からホームページを活用して効率的に集客したい。
  • 他社のサイト等を見ていると今どきのデザインになっている。当社のホームページは10年前に作成した昔ながらのデザインだが、少しは問合せがある。ホームページをリニューアルしたらもっと問い合わせが獲得できるのではないか。
  • 海外市場に参入するにあたり、海外向けのサイトを製作する運びとなったが、そもそも既存の国内サイトも微妙で問い合わせもあまりないのでまとめて制作・リニューアルしたい。
  • サイトを製作して以来殆ど情報をアップデートできておらず、コンテンツ自体が現実に合っていない。
  • NEWS等の簡単な文章と画像だけのページでも毎回外注に出さなくてはいけないため、ちりつもを辞めたい。
  • 欲しい人材の採用が困難になってきており、ホームページの採用ページを刷新して良い人材を確保したい。
  • 従業員の中でサイトがダサいという不満・指摘が目立つ。サイトがダサいと、彼らの知人や家族とのことを考えると、従業員の所属意識やモチベーションにかかわるようだ。
  • 社長・上司からホームページをリニューアルしろと言われた(これは、上記のような情報収集を上層部で踏まえた結果の指示ですね)

ホームページリニューアルのタイミング

挙げればきりがないですが、ホームページリニューアルのタイミングは3つに集約されます。

  1. 集客を強化すべくホームページをリニューアル
  2. 海外市場への新規参入に伴い国内のホームページもリニューアル
  3. 採用を強化すべくホームページをリニューアル

これら3つのニーズの更に背景を考えてみましょう。このあたりは、現場ではホームページをリニューアルして、集客・営業を効率的にすべきと確信を持っているが、上司や経営者がホームページを含むウェブマーケティングがよくわかっていないためGoサインが下りないという方にとって説得材料になると思います。

もともとホームページの最初の位置付けは、紙媒体の会社パンフレットの延長線上であり、あくまで会社案内程度でした。それが、ネットの普及により4Gそして間もなく5Gへとサイトアクセス速度もストレス無くサイトコンテンツの閲覧もさくさく進み、そしてグーグルが決定打となり、人は悩みに直面したら、まず「検索」することが一般化しました。その結果、B2Cでいう一般消費者はもちろんこと、B2Bでも購買関係者がネット上で検索するようになりました。

集客視点:

するとどうなるでしょうか。この事象を集客の観点から考えてみましょう。今までは紙媒体では基本は対面で見せるか、電話やFAX等で受け付けて紙媒体を郵送、メール添付する等、双方の時間的制約やワンクッションの手間が発生していました。それが、検索することで悩みを解決してくれそうなホームページをグーグルが一覧で検索結果に表示してくれます。その結果、双方の物理的・時間的制約やわざわざ郵送、メール添付するといった手間やちりつもでは馬鹿にならないレイバーコストや郵送コストが解消され、双方にとって利便性が高まる状態になりました。

そうなると、マーケッターや営業担当者どうすべきか?至ってシンプルであり、見込客となる検索した人が自分たちのサイトにアクセスする流れをつくることができれば、営業人員の頭数に左右されずに、ホームページが24時間365日営業して問合せを獲得してくれるわけです。

そこで次に問題になるのが、どうやって問合せを増やすのか?に問題意識が移行します。ここではアクセス数とCV率の二つで考える必要があるのですが、多くの事業会社の人たちはウェブマーケティングは本業ではないので、自分たちのホームページのコンテンツを真っ先にみます。そして、ただの商品説明を淡々としている質素なカタログみたいで正直これで問合せは獲得は厳しいだろうと気づきます。また、そもそも最近の商品情報もあんまりアップデートされてないぞ、実際は殆どほったらかしになっている状態に気づきます。いずれにしても、これでは問い合わせこないだろうとそれぞれが内心で思い、競合他社のサイトをみにいきます。いわゆるホームページ黎明期のようないわゆるチープ感のあるサイトではなく、ブランディングや分かりやすくレイアウトや導線が設計されている等を目の当たりにし、ぱっと見でこれではお客さん全部持ってかれるな・・・となり、ホームページをリニューアルしようとなります。

海外市場参入視点:

それでは海外販路開拓のタイミングでのホームページのリニューアルはどうでしょうか?国内需要がシュリンクする中で海外に活路を見出すのは業界と合わず共通の動きとなっているのは言わずもがなです。かつては製造業ばかりでしたが、今では小売やサービスも海外展開する事例が統計的にも増えています。そのような、海外販路開拓に踏み切ることにした企業は、まずはパンフレットもホームページも英語版がないぞとなり、海外向けなので、国内のように手軽にしょっちゅう営業に行けるわけでもないので、紙媒体よりもホームページを英語版にしようと考えます。

そこで彼らが疑問に持つのが、「海外向けのホームページって、見せ方とかデザインは国内のものと同じでいいの?ただ現地語にすればいいの?」と悩み始めます。そこで、自社の既存の国内向けサイトを改めてみたときに、そもそも国内向けサイトもこれでいいのだろうか?薄々は気づいていた、あるいは目をつぶっていたが、他社のようにリニューアルするタイミングじゃないかと議論し、海外向けホームページ(多言語サイトや越境ECサイト等も含む)を制作するタイミングで国内サイトもリニューアルしようとなるわけです。

人事(採用)視点:

次に人事視点ではどうでしょうか?はるか昔に作成した今どきでないデザインでは、えてして古臭い会社なのかなと思わせてしまい、世界観を伝えることが難しく、ネガティブな印象を与えてしまいがちです。例えば、こんな状況を想定してみてください。就活生や転職希望者がいます。興味のある業界をネットで検索して色々と調べているとしましょう。もしくはリクナビ等で会社の概要や採用のポイントをみて関心を持ち、自社サイトに具体的な中身を見にアクセスしたとします。次に、周りの知人やもしくは親に相談するかもしれません。「こんな会社なんだけどどう思う?」と。

その時サイトを見せられた知人や親はどう思うでしょうか?昔に作成した一世代も前のチープなウェブサイトのデザインでは正直どうだろうと思っても不思議ではありませんよね。「ここ大丈夫?」となるかもしれません。勿論重要なポイントとしてコンテンツが大事です。見てくれのデザインよりもそこに書かれている内容の方が重要です。但し、コンテンツもデザインも良くないと優秀な人材の獲得は容易ではありません。そのたりは人事担当者も十分肌感覚では理解しているでしょう。

オペレーション・コスト削減 視点:

最後に運用やコスト面です。サイト製作後のランニングの外注コストが高く、理由を確認すると、簡単なニュース等のページも外注しているためコストが累積で嵩んでいると気づくパターンがひとつ。また、もう一つよくあるケースとしては、サイトのページ作成やアップデートを依頼しても既存の業者の対応が遅いため、可能な限り自分たちで投稿できるようなものは自分でやれるようになりたいという声も少なくありません。それはサイトの閲覧が見込み客の行動プロセスに当たり前のように組み込まれている現在、競合の後塵を拝さないようにタイムリーにサイトのアップデートもしておきたい、あるいは昨今のコンテンツマーケティングを行う上で記事レベルの簡単なものであれば自分たちでどんどん投稿していきたいという背景もあります。

ホームページのリニューアルにより収益強化:

さて、集客、海外市場参入のきっかけ、人事(主に採用)、オペレーション・コストの観点から昨今のホームページリニューアルのタイミング・ニーズ増加の背景を説明しました。先述の通り、ホームページリニューアルにより集客力や採用力量の強化、新市場参入を実現するという企業の狙いがあるということがご理解いただけたと思います。

次回以降はホームページリニューアルの進め方・具体的なポイント、成功事例、失敗事例等をご紹介していきます。当社ではホームページのリニューアルも多数手掛けております。業界の中でも低コストで提供しておりますので是非ご興味のある方はまずはお見積りだけでもお問い合わせください。そのコストパフォーマンスにご満足できるはずです。

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