繰り返し処理はfor文と今回のwhile文があります。それでは早速while文について学習していきましょう。
whileの基本構文
まず冒頭にwhilleと記述し、条件式、コロン(:)、インデントして命令文を書きます。
while 条件式: 命令文
具体例があった方がわかりやすいので早速サンプルコードをみてみましょう。
num = 0 while num < 10: print(num) num += 1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
変数numには0を入れています。while文の条件式は、numの値が10未満の場合、としています。その場合に何をするか、命令文の箇所に、当該numの値を表示(print)せよと言っている訳です。
最後に+= 1となりますが、これは次と同じ意味です。
num + 1 = num
つまり、0スタートの場合、0 + 1 = 1 になります。そして、冒頭のwhileに戻ります。すると1ですので、まだ条件を満たしています。条件を満たしている限りは命令文を繰り返すという構造になります。
while+else文の使い方
では、else文と合わせて確認してみましょう。
num = 0 ttl = 0 while num < 10: print(num) num += 1 ttl += num else: print(ttl) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 55
elseで何かしら表示するために、今度はnumの値を順次合算する合計値を変数ttlとして作成し、while文の命令文でもttl += num、つまり ttl = ttl + numとして計算しています。whileの条件式を見たなさい場合に、elseの命令文が呼び出されることになり、whileのループを抜けた9の次は0から9までの合計値である55が表示された形になります。